「昭和顔建築 OLD SHOWA FACE」は昭和デザインや昭和レトロというトレンドとは遠く離れています。あくまで昭和の残像として偶然遺った(多くの場合戦後1950年代以降)名もない日常の建築や商店、住まいや街角の風景を個人的に記録する九州島内(熊本が中心)でのミニマルな活動です。どうしても消えていくしかない、その日常に紛れたユニークな昭和庶民の生活作品としての存在を発見し、記録して仲間と楽しみ、拍手を送る、それだけを目指します。
昭和の高度成長期、庶民や大工たちはデザインに初めて触れ、安い建材とアイデアを駆使して、自分を表現するデザインに挑みました。今から見れば稚拙で統一感がなく、デザインバランスや素材も良くない失敗作かもしれませんが、「幸福を実感できた昭和の失敗」エネルギーに素直に魅力と愛情を感じる人にとっては「役にたたないレトロ建築ガイド」になるかもしれません。(詳しい場所も、情報もありませんが)
「昭和顔建築 OLD SHOWA FACE」の定義は下の5つを考えました。
|昭和に誕生した建築
(1926年〜1989年 おおよそ)
|完全な廃墟ではない
|町家や洋館など伝統的な建物ではない
|リノベーションバランス(低いOK)
|チャーミングであること

「昭和顔建築 OLD SHOWA FACE」の起点となったのは、偶然見つけた台灣の辛永勝・楊朝景氏のプロジェクト「老屋顔 OLD FACE HOUSE」です。台灣独特の濃厚なレトロ建築に混じって、古い日本家屋が様々に生かされているコレクションを見るごとに、自分たちはどうなんだ?という素朴な疑問が生まれ、カメラとiPhoneを片手に街を散策(昭和顔パトロール)するようになりました。

facebook.com/OldHouseFace/より